「なんかセコいよね。男のくせに」

「なんかさー、最近セコくない?」

 

「へ?」

 

心外な一言に思わず妻を見ました。

 

「だから、それ。そのアイスとかさー」

 

この「パルム」の何がいけないのでしょうか。

 

「それ、ソフトバンクのやつでしょ?毎週、欠かさず貰ってくるじゃん」

 

妻が言っているのはソフトバンクのCMでお馴染みの「スーパーフライデー」のことで、毎週金曜日にスマホに送られてくるクーポンをお店で提示すると、色々な商品がもらえます。先月はセブンイレブンでアイスが貰えました。

 

「だって貰わなきゃもったいないじゃん。これだって結局、俺らが払っているスマホ代から出てるんだぜ。アイスなんかいらないから料金下げてくれりゃあいいのに」

 

「ほかの商品を何も買わずに、それだけ貰ってきたの?」

 

「そうだよ。ついで買いしたら奴らの思う壺じゃん」

 

吉野家の牛丼の時も、牛丼(並)だけ毎週欠かさず食べてたよね?」

 

「そうだよ。ついで買いしたら思う壺だからね。俺だっで毎週牛丼が食べたかったわけじゃないよ。でも、結局、スマホ代が原資なんだからクーポン使わなきゃ損じゃん」

 

「そうだけどさー、なんかセコいよね。男のくせに」

 

な・ん・で・す・と?僕は自慢じゃありませんが、サラリーマン時代に気前がいいと言われることはあっても、セコいと言われたことはただの一度もありません。

 

「今度始めたブログ、セコセコしないでもお金が貯まってしまう話なんでしょ?」

 

「そうだよ」

 

「でも、最近、ウチ全然お金が貯まらないよね?」

 

「う、うん。まぁ。で、でもサラリーマン時代にたくさんお金が貯まったのは事実なんだし・・・」

 

残念ながら妻の言う通り、僕が起業してからはお金が貯まらないどころか、どんどん減っていっている始末です。そのせいもあって、確かに最近の僕は支出にシビアに、妻の言うところの、まぁ、いわゆる「セコく」なってしまっているようです。

 

「でも今は、セコセコしているのにお金が貯まってないよね?」

 

妻がさらに追い打ちをかけます。

 

「う、うん」

 

「それじゃあセコセコしているのにお金がたまらない人が書く、セコセコしなくてもお金が貯まる話ってこと?変じゃない?それ」

 

「・・・」

 

「やっぱ男はセコくちゃダメなんじゃない?セコセコした起業家がうまくいくなんて話、聞いたことないじゃん。毎週アイスもらってくる時間があるなら、その分仕事にエネルギーをそそいだほうがいいんじゃない?」

 

 

・・ぐうの音も出ねぇ。

 

「最近ブログ書かないの?」

「最近ブログ書かないの?」

 

ついに妻が気づきました。

 

「え?う、うん」

 

「なんで?1ヵ月は頑張って続けるんじゃなかったの?」

 

「そうだけど・・・」

 

三日坊主だ」

 

「2週間は続いたよ。だってさ、誰も見てないんだぜ。ほら、今日だってゼロ件だし」

 

「そんなの当たり前でしょ。自分だって人のブログなんかわざわざ読まないくせに。誰も読まなくっても趣味でコツコツ続けるって言ってたじゃん」

 

「そうだけど・・結構時間かかるんだぜ、書くの。それにさぁ・・」

 

「それに?」

 

「こんだけ読まれないと、全然おもしろくないんじゃないかって思うし・・・そんなにつまらない?俺のブログ」

 

「うーん。つまらなくはなけど、面白くもないかな」

 

「・・・」

 

「まぁ、素人が書いた文章なんておもしろくないでしょ?フツー。かと言って役に立つ内容って訳でもないし。中途半端なんじゃない?趣味で書いてるんだったら、もっと気楽にやったら?」

 

「・・・」

 

「あと文章だけじゃなくて、もっと写真とかも入れたら?だいたい今さらブログ始める?世間はインスタとかが主流じゃないの?Twitterでもなくて今さらブログって」

 

「・・・」

 

「それに最近何やっても続かないじゃん。ビールだって、平日は飲まないから買わないでっていうからストックしてないのに、夕方になると飲みたくなって電話かけてくるし。毎日1本ずつ買うの面倒くさいんだからね」

 

「わ、わかった。わかったよ。もっと気楽な感じで書くよ。写真も少しずついれるし、役に立つ内容も書くよ」

 

「誰も読まなくてもふてくされない?それが当たり前なんだからね!」

 

「わかったよ。地道に書くよ。・・・あ、あと、ビールまとめて買っといてくれる?」

 

「もうネットスーパーで注文してます!」

 

 

・・・どうも。・・フジサトです。

 

というわけで、これからもマイペースでコツコツ書いていきますので、たまに覗いていただけたらうれしいです。

 

なんのブログだっけ?これ。

 

「ケータイ会社だって儲からないんだよ」【後編】

こんにちは。フジサトです。

  

さて、今日は兄とスマホを買いに行ったお話の後編です。なお、文中に出てくる各種サービスや料金プランは話の流れで書いているだけで、特にお勧めも否定もしていません。現在も同じかどうかも分かりませんので、ご自身で確認してくださいね。

 

 

【フジサトの自宅周辺】

 

「べつに無理についてこなくてもいいのに」

 

近くの家電量販店に一緒に向かいながら兄が言いました。母の心配も知らずにいい気なものです。

 

店に着くと、兄はデジタル家電オンチの本領をフルに発揮し、わき目もふらずY!mobileのブースに入っていき、言いました。

 

「アイフォン、ファイブエスで2千円ちょっとぐらいのやつ下さい」

 

来店するなり、一切、他の商品を見ることもなく、いきなり最安値圏の商品プランを注文してきた男に、若い女性の店員さんは少し戸惑いながらもきちんと対応してくれました。

 

iPhone5sですね。ちょうど在庫が少なくなってきてるんですよ~」

 

人気商品で慣れているのか流れるように説明を進めていきます。すぐ近くで無言で見守っている、同じくらいの背格好の不審な男を気にしつつ。もちろん僕のことです。

 

どうやら無事契約できそうなのを見て僕は「お店のひとが何だかんだ言って通信料のプランを引き上げようとしても、絶対乗っちゃダメだよ」と店員さんが席を離れている隙に兄に言い、他の家電を見に一旦その場を離れました。

 

1時間後・・・

 

「もしもし。もしもし」

 

兄から電話がかかってきました。無事、スマホを手に入れることが出来たようです。

 

「あれ?おかしいな?もしもし?すみませーん。これ声が全然聞こえないんですけど」

 

どうやら購入時にスマホ画面に貼られているフィルムをはがさずに、僕に電話を掛けているようです。僕は慌てて店に戻りました。

 

店に戻ってみると、店員さんにフィルムを指摘されて苦笑いしている兄がいました。どうやら、契約は無事に終わったようで・・・ん?

 

「何?その白いの?」僕はたずねました。

 

「あーこれ?ソフトバンクエアーだって。コンセントにさせば簡単にネットに接続できて、電話代も割引になるって言うから契約してみた」

 

「ソフト・・エアー?え?え?なんで?ネットなんてほとんど見ないから、2ギガで十分って確認したじゃん!こないだフレッツ光を解約したばかりじゃん!」

 

「・・そうなの?」

 

僕は店員さんに、うちの実家(兄は実家に住んでいます)はネットを使わないのでフレッツ光を解約したばかりなこと、復旧させる場合は光回線が残っているのでソフトバンク光をにするつもりなことなどを説明し、ソフトバンクエアーの解約をお願いしました。すると店員さんは

 

ソフトバンク光だと工事費が2万4千円かかりますよー」

 

と言って食い下がります。よく見ると、兄が持っている紙にもボールペンで、光だと24000とグリグリ書いているではありませんか。どうしても光よりエアーが売りたいようです。同じソフトバンクグループなのに・・。

 

光回線がそのまま残っていれば、人を派遣してもらわなくてもいいから、そんなにかからないはずですが・・・。実際、僕、こないだ自分でやってるし」

 

改めて言うと店員さんは慌ててタブレットを確認し、やはり2万4千円もかからず数千円ですむことを認めてくれました。無事解約です。

 

「まぁ、ケータイ会社だって儲からないんだよ」と兄は帰りに呑気にいいました。

 

兄上、ソフトバンクグループの純利益は1兆円超えているのですよ・・僕は心のなかでつぶやきながらも、おそらくエアーの販売を会社から奨励されている店員さんにはとんだ災難だったなと思いました。僕も営業マン時代は苦労したので気持ちが分からないでもないのですが・・。しかし、ふと、

 

「ちょっと契約書見せてくれる?」

 

と契約内容を改めて確認したくなりました。兄が差し出した契約書に目を通すと、いつの間にかスマホの料金プランが当初の2ギガから6ギガに変更されているじゃありませんか!その他いろいろオプションも!

 

「あーそれ。2ギガじゃ少ないから、だいたいみんな6ギガで様子見るんだって。あれ?でも、エアーを勧めてきたときは、自宅でネット使い放題になるから通信量が少ないプランに抑えられるって言ってたのにな。・・どういう理屈だろ?」

 

・・・・やるじゃないか。

 

 

 

 

 

 

「ケータイ会社だって儲からないんだよ」【前編】

こんにちは。フジサトです。

 

銀河の星のごとくあるサイトのなかから、僕のブログを見つけて下さって本当にありがとうございます。

 

さて、今日は、先日、兄とスマホを買いに行ったときのお話です。ちょっと長いので、前編と後編に分けようと思います。

 

それにしても、スマホやインターネットの通信費って結構ばかにならないですよね。皆さんは月々いくらぐらい支払っていますか?

 

 

【フジサトの自宅】

 

「そろそろスマホでも買おうかな~。俺よく分かんないから、お前選んでよ」

 

母と一緒に我が家に遊びに来ていた兄が言いました。長らく使っていたガラケーが壊れてしまったために、ここ数ヶ月間、電話なしでやり過ごしていた兄は、会社や友達の再三の要請によってついにスマホを買う決断をしたようでした。そう。兄は僕以上にデジタル機器やIT技術に疎いのです。

 

「月々、いくらまでだったらスマホに払ってもいいの?」と僕がきくと

 

「まぁ2000円かな」と驚愕の答えです。

 

「機種代込みで?」

 

「うん。込みで」

 

「・・・。機種はなんでもいいの?」

 

「やっぱりちゃんとしたメーカーのがいいな。壊れると面倒だし」

 

兄の移動体通信に関する知識は、ガラケーが0円で大量に売られていた時代から完全に止まっているようでした。僕は内心「今どきそんな値段であるかよ!だいたい何だ?ちゃんとしたメーカーって」と思いつつネットでいろいろと検索していると・・

 

「・・・あ、あれ?ある!Y!mobile、iPhone5s、2ギガ、機種代込みで2138円、ちょっと予算オーバーだけど。これでいいじゃん!」

 

普通にあるではありませんか!

 

「アイフォンって、アメリカのアップルの?」

 

「そう。アップルの。世界最高のスマホメーカーだよ!」

 

4年前の機種ですが、兄にとっては最新機種みたいなもんです。

  

「ふーん。わいもばいるって、ちゃんとした会社なの?」

 

ソフトバンクグループだよ」

 

ソフトバンクのグループなの?じゃあソフトバンク自体が安くすればいいじゃん」

 

いちいちもっともな疑問ですが、だんだん説明するのが面倒になってきました。

 

「えーと。いろんな格安スマホ会社が急成長してきたから、ソフトバンクにしてもお客さんを取られるぐらいなら自分たちで格安スマホ会社作ってグループ内に囲い込みたいんじゃない?本音は通信料が下がるからいやだと思うよ」

 

「へー。そういうもん。じゃあいっか。なんだよ~やっぱ探せばあるんだなー」

 

「探してないじゃん!」と思いつつ、これ以上探したくない僕は兄が納得してくれて安心しました。それにしても、今さらですが格安スマホってメチャクチャ安いですね。ソフトバンクスマホを契約している僕は何だか損をしている気分です。僕だって、ほとんど使わないから2ギガで十分なのに・・・。

 

「よし!じゃあ今から買いに行くか!」

 

「え!?僕も?」

 

予想外の言葉に驚き僕は兄を見ました。いい歳して兄と一緒にスマホなど買いに行きたくありません。僕が明らかに渋っていると、今度は横から妙な視線を感じます。ふと顔をそちらに向けると、それまで黙ってやりとりを聞いていた母が僕を凝視しているではありませんか。

 

おにいちゃんは・・よくわかっていないから・・いっしょに・・いってあげて・・

 

言葉にしなくても、明らかに母の視線は僕にそう告げていました。なんて日だ。何故、不惑にもなる男の買い物を手伝わなければならない。結局、僕は渋々ながらも諦めて、気苦労の多い母の願いを叶えてあげることにしました。

 

後編に続きます。

 

(注意事項)文中にあるスマホのプランは契約当時のもので、今もあるかはわかりません。話の流れで書いているだけで、特におすすめしている訳ではありませんので、ご自身でちゃんと確認してくださいね。

 

 

 

 

 

 

「だって、現実はゲームみたいに思い通りにいかないじゃないか・・」

こんにちは。フジサトです。

 

今日は、先日書いた「フジサト君、君は今まで食べたパンの枚数を覚えているのかい?」の続きです。

 

 

【都内のレストラン 昼どき】

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

2人でランチに来ているにもかかわらず、スマホゲームに夢中で全くしゃべろうとしない先輩に対抗し、僕も英語の参考書を読むことにしました。はたからみると、無言で向かいあってランチを食べる不気味なアラフォー男の2人組です。

 

最初のうちは僕も隙を見て話しかけていましたが、だんだん馬鹿らしくなり、当時、会社が受験を奨励していたTOEICの勉強にあてることにしました。「先輩が必死でゲームの得点をあげている間に、こっちはTOEICで高得点を叩き出して人事評価をあげてやるぜ!」という腹黒い魂胆でした。

 

それでも、先輩はたまに思い出したかのように顔をあげて「フジサト君、モンハンの件、考えてくれた?どうしても一人じゃ倒せないんだよ」などと言ってきます。当時、先輩は帰宅後に「モンスターハンター」をプレイしていて、ゲームを有利に進めるために僕を仲間に引き込もうとしていました。

 

ゲーム音痴の僕は「何故、一日中、先輩のゲームに付き合わなければいけない?」との思いから断固拒否。先輩が勧誘しては僕が断るといったことが毎日のようにくりかえされていました。

 

当然その日も「家では英語の勉強しますんで」とそっけなく断ったのですが、ふと、普段から思っていたけどなかなか聞けなかった疑問を口にしてみたくなりました。

 

「それ、モンスターをひたすら狩るってゲームですよね?」

 

「そうだよ。メチャクチャおもしろいよ!」

 

「でも、いくらモンスターをやっつけたからって、現実の世界でスキルが上がるわけじゃないのに、どうしてそんなに時間を費やせるんですか?」

 

僕の無慈悲で無神経な一言に、先輩は一瞬絶句しました。そして、寂しそうにこう呟きました。

 

「だって、現実はゲームみたいに思い通りにいかないじゃないか・・」

 

ハッとさせられました。そうだ・・現実はぜんぜん思い通りにいかない・・先輩の言うとおりだ。僕らは毎日、うまくいかない仕事を抱えて悪戦苦闘し、お互い励ましあって、愚痴を言い合って、この冴えない会社人生の中になんとか光を見い出そうとしてきたのに・・。僕は仲の良さに甘えて酷いことを言ってしまったと心底反省しました。

 

「そ、そうですよね。その通りですよね。ゲームのなかぐらいスカッと豪快にいきたいですよね!」

 

僕の言葉に、急速に元気を取り戻し始めた先輩は

 

「でしょ?そうでしょ?それじゃあ「やりませんよ」

 

先輩のことをよく知る僕は、ここではっきりさせておかないと、あとあと面倒になるとの直感から、食い気味に完全否定しました。再びしょんぼりしている先輩を見て、少し気の毒に思いましたが、仕方ありません。僕には僕の人生設計があります。先輩のゲームのなかでも思い通りにいかない日々は、その後もしばらく続きました。

 

後記

今回もお金とはあまり関係のない話になってしまいましたが、先輩の言葉は合理性ばかりを追及していた当時の僕には深くささり大変反省させられたので、書こうと思いました。確かに、合理的に行動することでお金は貯まりやすくなりますが、行き過ぎると生活を味気のないものにもしてしまいます。貯金の代わりにつまらない人生を送るなんて本末転倒ですよね。結局、楽しんだもの勝ちなのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私たちの頃はいい時代だったわ」

こんにちは。フジサトです。

相変わらずのアクセスのなさに、思わず公開設定を確認してしまいました。何度見ても「全ての人に公開」となっています。・・・まぁ、コツコツと書きます。

 

さて、今回のお話は「今ある幸せに気づく」です。なんか自己啓発本っぽいですが、実は、これもお金が貯まりやすくなるコツかと。皆さんは今自分がいる環境は幸せだと思いますか?

 

 

【埼玉県内のとあるスシローの店舗内】

 

「今は昔より厳しい世の中になったわよね~。私たちの頃はいい時代だったわ」

 

母は世間話をするといつもこの調子です。母が人生に満足してくれているのは、息子として大変喜ばしいことですが、今より昔のほうがいいという考えは、正直まったくピンと来ていません。

 

僕はタッチパネルでみんなの寿司を注文しながら、「そう?厳しい?寿司だってこんなにおいしいし、ラーメンもこの値段だよ。コーヒーだってここで飲めるんだよ?」と反論しました。

 

「あら。ほんとこのラーメンおいしいわね。やっぱり魚のダシがいいのかしら」と母は思いのほか、寿司とラーメンの組み合わせを気に入ったようでした。

 

「でしょ?僕の子供のころなんか、ごくごくたまーに外食するとしても、『すかいらーく』でしょ?今と違って、タバコ臭いし、そんなに美味しくないし(すかいらーくの方、すみません。今のガストは美味しいですよ)」

 

「そうそう、値段もそこそこしたわよね?」母も乗っかります。

 

 「それに、寿司だって食べられるのお葬式のときぐらいだったし、焼き肉だって外で食べたことなかったよ。ピザだって、パスタだって。今はなんだって安くて美味しいものが食べられるんだよ」

 

僕が畳みかけると、母は「確かに美味しいし、安いわね。そうね・・」と呟きながらも、どこか納得のいっていない様子でした。その後、僕たちは父の運転する車に乗って、息子の学習机を見に近くの「ニトリ」へと行きました。

 

ここでも、案の定、母は「これ、安いわねー。いいわねー。欲しくなっちゃうわー」と「お値段以上」の商品群にすっかり夢中になっていました。

 

そんな母を見ながら、僕はやっぱり今の世の中のほうが昔よりはるかにいい時代だと思うのです。食事や家具だけでなく、身の回りのありとあらゆる物やサービスが、僕の子供のころより、高品質かつ低価格でそろうようになりました。こうやって全くの無名の僕が世間に向かって考えを発信することだってできます(あなた以外、誰も読んでないかもしれませんが)。

 

それに、ひと昔前なら、完全に社会からはじき出されてしまったようなひとでも、今ならこのネットの世界で、居場所や仕事を見るけることもできます。人生を好転させるチャンスは昔よりもはるかに多いと思うのです。

 

・・とまぁ、今回は貯蓄とはあまり関係ない話になってしましましたが、現状に満足していると物欲があまり刺激されない気がします。僕の場合は「結構、幸せだなぁ」と思うと、高級タワーマンションや外車、ブランド品などはそれほど欲しくなくなってきます。狭いながらも楽しい我が家です。本当は少しうらやましいのですが・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、太りすぎが全ての原因なんだよ・・」

こんにちは。フジサトです。

 

昨日は初のはてなスター獲得に気をよくしていたら、今日はアクセスがなんとゼロ件。まあ、当然といえば当然なのですが・・。宇宙に向かってモールス信号を送っている気分です。

 

さて、気を取り直して今日のテーマは「体型」です。これも結構、お金のたまりやすさと関係があるんじゃないかとみています。皆さんの周りにも、昔はすらりしたイケメンだったのに今ではすっかり「残念な感じ」になってしまった人はいませんか?

 

もちろん、太ることで貫録が出たり、愛嬌が生まれたりすることもあるので、体型が変わること自体は悪いことではないと思います。

 

ただし、自身の健康や仕事に対して深刻な影響を及ぼすようになったら問題です。

 

 

【都内のオフィスビルの一角】

 

「おはようございまーす!あーあぶねー!遅刻するところだったよー!」

 

僕の隣の席だった内海さんは、いつものように巨体を揺らしてオフィスに入ってきました。厳密にはほぼ毎日、2~3分遅刻しているのですが、大きな声で宣言することで帳消しに出来ると思っているようでした。

 

「フジサト君、おはよー!」

 

「おはようございます。昨日もあまり眠れなかったんですか?」

 

「そーなんだよー。夜中まで仕事しちゃってー」

 

彼は慌ただしく席に着いたあと、パソコンに電源を入れ、パスワードを入力、そしてパソコンが起動するまでの僅かな時間に、眠ります。

 

初めて見たときはギョッとしましたが、しばらくするとすっかりお馴染みの光景になりました。内海さんはとにかく異様に眠るのです。自分の席で、朝の打ち合わせで、役員との会議で、たった3人のミーティングでさえ眠ります。

 

なかでも、一番困るのが、パソコンの操作中に眠ることです。当然それまで作っていたフォーマットや文章、グラフはぐちゃぐちゃになり、突如目覚めては「一体なんなんだよー!」と叫ぶのです。それはこっちのセリフです。

 

僕は基本、無視をしていましたが、それでも彼のパソコン画面が、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああと、大量の「あ」に埋め尽くされているときなどは、さすがにかわいそうなので、起こしてあげました。

 

毎日そんな調子なので当然まわりの評価は低く、一流大学を卒業しているのにもかかわらず、出世もかなり遅れていました。

 

実は、内海さんの異様な眠り方は、睡眠の質の低下が招いたもので、その原因は彼の体型にあるようでした。眠っているときの彼は、あご周りの肉が気道を圧迫しているのか明らかに苦しそうですし、数十秒間呼吸が止まり、こちらが心配し始めると「ふごぉ!」という奇声とともに目覚めることもしばしばありました。

 

実際、医者にももう少し痩せるよう言われているようで、よく「結局、太りすぎが全ての原因なんだよ・・」と言いながら、処方された複数の錠剤を毎日飲んでいました。

 

 僕は一番間近で見ていただけに、彼が悪いひとではないことも、頭が冴えているときは非常に適格なアドバイスをくれることも知っていました。本当は優秀な人なのに、太りすぎているために、ずいぶん損しているなぁと感じたものです。

 

その後、僕の部署が変わったため交流はなくなりましたが、彼のご家族のためにも、彼が始めたダイエットが成功し、症状が改善していることを願うばかりです。

 

後記

今回は、書いていて少ししんみりしてしまいました。内海さん、いい人だったなぁ(もちろん存命です)。太っている人にはどこか憎めない愛されキャラの人が多い気がします。可愛げのない僕は見習わないとですね。